Misono Hiroko Note

デザイナー御園ひろ子のアイデアノート

性差のない下着のデザイン メンズブラ【素材編】

12/04-2019

MENEDEUXの魅力はそのレース使いにあるといえるでしょう



一般的にランジェリーに使われているレースの中から、”男性の肌にあう”レースを厳選している。

ランジェリー用素材といえば主体は女性向けであり、レース素材の多くは柄・色・厚み・感触の柔らかさなど女性にふさわしいものとして開発されているものばかり。

女性のもつ透明感ある素肌と華奢な骨格には、繊細なレースが良く似合う。


透けるレースは、品質も高級でありラグジュアリー感漂う品があって、誰しもうっとりしてしまう。


その優美さを求めてメンズブラに置き換える場合には、少々工夫が必要だ。

イメージのレース見本を集め、その中からこれだ!というレースはかなり絞られる。

どれでも気に入ったレースを使っているわけではなく、着る人を考え、最適なデザインと似合うレースを探している。

なぜなら、男性の肌質というと、肌の色・透明感や質感、筋肉、骨や筋の張った部分、血管の浮きなど、、女性の肌質と同じと考えてはいけない。

透明感ある素肌と華奢な骨格とは対称に、厚みある皮膚感とハリ、筋肉と筋の陰影を含むワイルドな美しさがある。

そのワイルドな美しさに映えるレースは、レース自体の厚みも必要で繊細過ぎては肌に乗せたときの印象が薄い。ある程度しっかりとした柄の大きさと厚みが選ぶポイントとなり さらに柄の雰囲気を少々個性強めに大胆な柄を選んでいる。

これらの条件を満たす男性の肌質に合うレースを見つけ出すことでメンズブラとしての特別なイメージがより近くになり、デザインもオリジナリティを極めていくことができる。


このように、メンズブラとして開発した商品ではあるが、レースの優美さとどのブランドにも属さない独自性あるデザインから女性の評価が高い。

「わたしが着けたいくらい素敵」

そう言ってもらえることも、二度嬉しい。


デザインにおいては、性別問わず好感をもてる優美性の追求がテーマ。

人の心を惹きつけ、着こなしたいという欲求を引き出し、その人の個性を際立たせる能力を秘めたデザイン。

そこに性別は問わない。

性差のないデザインとは、そうあるべきだというのが私の持論でありMENEDEUXの未来。

まだ見たことのない商品の立案、着る人に夢と希望をもたらす下着の具現化。その作業がライフワーク。