Misono Hiroko Note

デザイナー御園ひろ子のアイデアノート

染めるお仕事

02/15-2018

毎日毎日寒いですね。 今年は岡山でも雪がチラチラする日が多いです。
時折、太陽の陽があたたかく感じる瞬間があると
は~~ありがたや~~ って じーんとする。
ぽかぽかの春までもう少し待つとしましょう。

さあ、今日は染色デー。
うちの事務所は半屋外に水回りを設置しているので、冷えます。
それでも染液のお鍋を炊きながらの作業なので、やっているうちに
寒さなんて気にならないくらいです。集中力とスピード、そのあとにくる達成感がたのしくて
染色のお仕事は大好き。

染める作業は、色見本を基に自分の”勘”だけで染料を調合して染めます。
調合は本当にさじ加減です。これくらいかなーっていう経験とセンス。ただそれだけ。
なので、1発で思った色になってくれた時は、よっしゃ!って。
ネイビーは難しくて、赤みが足りなかったり、濃度が上がらずくすんでしまったり。
今日のネイビーは、色見本に忠実に再現できて100点!! 自信をもって納品できます。
いつものやり方をちょっと工夫して成功。 こうやって技術進歩していますー。

きれいに染めあがったレースを見ると、心が満たされます。
この仕事の先に、デザイナーさんが喜んでくださるイメージが想像できるから。
私もデザイナーとして同じ立場だからよくわかるんです。デザインしたサンプルが上がってきた瞬間のドキドキ感。
イメージどおりになっているか。指示したとおりに仕上がっているか。表現したい大切な部分は納得いくものになっているか。
サンプル依頼してから、頭の片隅でずっと気になっている事です。

なぜなら、サンプルはその上がりで、その企画が活きるか倒れるか、次の仕事に関わってくる重要なもの。
染色する人、工場の縫製する人。人の手が加われば加わるほど、自分のイメージからかけ離れるリスクは高くなる。
その不安を私は知っているから、デザイナー目線でしっかり責任をもってジャッジします。
色がブレたとしてもこのブレならば合格。例えば、このデザインはスイートフェミニン系だから、濃いより淡いブレなら合格。とか。
私のデザインだったらどう仕上がっていれば納得か、その基準で染め上がりを判断します。

その感覚は、この仕事を引き受ける上で強みにしています。
自分の強みが誰かの役に立つ仕事。
そんな仕事ができて、幸せです。

今日も一日を大切にして楽しみましょう!